カナダ留学をお勧めする理由は、何と言ってもカナダの環境と教育にあります。
そこで、カナダの環境とカナダの教育についてお伝えいたします。
皆さん、カナダと聞いたら何を想像しますか?
カナダは、日本の約27倍の面積を持ちながらも、人口は約3,789万人と日本の約3分の1弱となります。ただ、人口はアメリカとの国境に集中しており特にトロント、モントリオール、バンクーバーに人口が集中しています。
首都はオンタリオ州(カナダ東部)のオタワです。
公用語は英語とフランス語。なので、すべての商品の説明はこの英語とフランス語で書かれていたり、国道やハイウェイのサインや公的なインフォメーションなども同じです。
しかし、バンクーバーがあるカナダ西部は英語が主流で使われており、フランス語が多く使われるのは、カナダ東部のケベック州になります。(なので英語とフランス語に触れたい方はケベック州への留学がおすすめ!)
カナダという国の特徴のひとつは移民政策です。毎年一定数の移民を迎え入れており、カナダ人であってもバックグランドは他の国という方がカナダには多くいるだけでなく、
「1971年、カナダは世界で初めて「多文化主義政策」(multiculturalism)を導入しました。これは、民族や人種の多様性を尊重し、すべての人が平等に社会参加できるような国づくりを目指すもので、ハイチからの移民であるミカエル・ジャン総督(元首である英国女王の名代)や香港からの移民であるエイドリアン・クラークソン前総督の存在は、カナダの多文化主義を象徴していると言えます。」(外務省)
というように、移民も同じカナダ人としてあらゆる分野で活躍しています。
また、カナダの最大の魅力は、素晴らしい大自然と都会の融合です。トロント、モントリオール、バンクーバーという都会でも、身近に大自然があり、City in the Nature (自然の中の都市)と言われ、日常的に自然を楽しむ環境があることは、大きな魅力になっていることは間違いありません。
そんなカナダの教育ってどういうものなのでしょうか?
カナダは各州ごとに、教育省があり州ごとに教育システムが違います。州によりシステムの違いはあるものの、どの州でも世界的に高い教育レベルを保っています。
例えば、経済開発協力機構(OECD)が行なう学習到達度調査(PISA)の最新の結果(2018年。次回は2022年に調査が行なわれ結果は翌年に発表される予定)によると、79か国の15歳の学生の結果が下記のグラフのようになっています。
このグラフから見て分かるように、英語圏の国の中でカナダが一番高いスコアを保持しています。もちろんこれが全てではありませんが、高校レベルまでのカナダの高い教育の質を客観的に見ていただく参考になるのではないかと思います。
また、読解力が世界的にも格段に高いことから、コミュニケーション力を伸ばす教育を取り入れているということも言えるのではないかと思います。
高校卒業後の進路においては、ユニバーシティ、カレッジ、専門学校という選択肢があります。カレッジからユニバーシティへの編入制度や、専門学校のインターンシッププログラムが多いことがカナダの教育の魅力のひとつだと言えます。
例えば、THE(ワールド・ユニバーシティ・ランキング)では、ブリティッシュ・コロンビア州にあるブリティッシュコロンビア大学(UBC)は世界ランク37位であり、多くの高校生にとっては高校卒業後すぐに入学するにはハードルが高い・・・と思ってしまかもしれません。しかし、地元のカレッジに入学し、3年目からUBCに転入するというコースでいくと、かなりハードルが下がり、多くの学生さんにとって夢だったことが、実現できることになります。
ちなみに、UBCの大学のレベルが良く分からないという方のために、THEで東京大学は、世界ランク35位となっていますので、UBCは、ほぼ東大と同じランクの大学です。
インターンシップでは、学校やプログラムにもよりますが、有給でインターンシップをやらせてくれる学校も少なくありません。プログラムの前半は専門学校で学び後半はインターンシップというプログラムが人気を集めています。
カナダ留学を経験し、カナダで働いてみたい!と思った方には、ポスト・グラデュエーション・ワーク・パーミット(PGWP)というシステムがあるのも魅力です。正規留学後の就労査証にあたるもので、正規留学の長さにより最長3年の査証を取得できます。
留学生にとって、もうひとつの魅力は、正規留学であれば学生の間にアルバイトが出来るということです。就労は1週間に20時間までという規則がありますが、学業に差支えない程度にお小遣いを稼ぐこともできます。(語学留学ではアルバイトをすることは出来ません)
しかしながら、カナダ留学されるほとんどの日本人の方は語学留学です。世界中から語学を学びに来る学生さんと一緒に英語やフランス語を学ぶ大人気のデスティネーションです。
多くの語学学校は1週間からでも入学可能でプチ留学も楽しめます。また、大学併設の語学スクールはもちろん、最近はいくつかの語学学校もユニバーシティやカレッジへの入学コースを設けているところもあります。休暇中にカナダ体験をしたい方にはサマーキャンプも人気です。このように、ひとりひとりの目的に合わせ、学校選びをしていただくことが可能です。
また、オンタリオ州のモントリオールは英語とフランス語のバイリンガルの都市です。日常生活で両方の言語が使われているので、モントリオールで両方の言語を学ぶというのも魅力的です。
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