Post Degree Diploma (PDD) という言葉を聞いたことがありますか?
日本では全く馴染みがありませんが、修士レベルの学びとなり、カナダはじめ、イギリスなどでは広く知られており、多くの大学・大学院で提供されています。(大学により、Post Graduate Degreeだったりと呼び方は少し異なります)
ここでは、PDDの特徴について、また今回の説明会についてお伝えしますね。
学士号をレベルアップさせる
PDD入学条件は、すでに学士号を取得していることです。学士号をレベルアップさせるためのプログラムになります。
社会経験はあるに越したことはないのですが、必須ではありません。学士号を修了し、PDDで何をやりたいかという目標があれば大丈夫です。
社会経験がある方は、今までの社会経験と同分野のプログラムでなくても構いません。全く異なる分野での社会経験も、コミュニケーション、マーケティングなど、どの分野にも共通する事柄は多くあります。さらに、キャリアチェンジのためにPDDに入学される方も多くいらっしゃいます。
修士号との違い
PDDは2年のディプロマプログラムです。修士号も多くの大学は2年のプログラムとして提供されています。
したがって、何のためにPDDのプログラムを取得するの?という疑問を持たれる方もいらっしゃると思いますが、PDDを取得する意味は、修士号とは少し異なります。
修士号はアカデミックな学びや研究が中心になります。それに対し、PDDは社会に出てすぐに役立つスキルを習得することが目的となり、より実践的な学びができます。
またPDDの教師は、その分野で活躍している方々なので、机上の学びではなく、その業界の「今」を知るだけでなく、本当に必要な学びを得ることができます。
また、留学生の方にとっては、日本での社会経験により磨きをかけ、カナダでの就労に役立たせることができますね。経験があれば同分野での英語の授業はついていきやすいですし、会話も広がり、英語の上達にもつながります。さらには、異なる文化の下、今までやっていた仕事の中にも新しい発見があることは間違いありません。
カナダでの就労につながる
現在、カナダでは大学や大学院を卒業すると、Post Graduate Work Permit(PGWP)という就労査証の申請が可能です。
公立大学の場合は、2年のディプロマやPDDも卒業後は3年間のPGWPを申請できます。(2024年7月現在)
また教師がその分野に精通している方なので、求職時に、業界についてのアドバイスやヒントをもらうこともできます。
最近、日本の社会人の方でカナダで就労経験をしたい、永住権を申請したいと言われる方が増えてきたように思います。その道は簡単ではありませんが、PDDはその第一歩となる現実的な方法だと思います。
2024年7月19日の説明会
ランガラ・カレッジでは、多くのPDDプログラムを提供していますが、1回の説明会ですべてをご紹介することは不可能です。
そこで、今回紹介するプログラムは、
サプライチェーンと物流、健康安全と環境のコンプライアンス、です。
両者とも日本ではあまり馴染みがないプログラムですよね。
しかし、ランガラカレッジはバンクーバーにある公立大学です。バンクーバーにはカナダを代表する大きな港や国際空港があり、物流は需要がある分野のひとつです。まずはバンクーバーで物流業界の経験をつけ、キャリアのステップアップにつなげていくことも可能なのではないでしょうか。
また、健康安全と環境のコンプライアンスはかなり抽象的ではありますが、今後より需要が高まる分野かもしれません。卒業生は、大学内や企業内で、職員や社員を守るポジションに就いています。このような分野は日本ではまだまだ遅れていますが、北米だけでなく、将来的には日本でも求められるポジションになる可能性はあります。
説明会は英語で開催されます。自分の英語レベルはまだそこまでではないと思われる方も、ウェビナーなので、どうぞ気軽にご参加ください。
日時:日本時間2024年7月19日(金)午前11:00
参加:無料。但し、事前登録が必要
会場:ご参加登録をされた方にウェビナーのリンクをお送りいたします。
ご参加登録は、以下のリンクからお願いいたします。
https://langara.zoom.us/webinar/register/WN_I2pCslz5R9On6vGWU60BnQ#/registration
皆さまのご参加をお待ちしています!